🦉『寝たきりの方への介助』 令和5年度7月職員研修🦉

🦉『寝たきりの方への介助』 令和5年度7月職員研修🦉

暑い日が続いておりますが、しっかり熱中症対策をして乗り切っていきましょう。

さて7月の研修は、6月のおむつ交換に続く形でベット移乗、車いす移乗、体位変換について改めて見直してみました。

寝たきりの利用者様への身体介護が増え、ヘルパー各位がサービスを実施する中で気が付いた事、困った事、改善したい事のついて関連する動画を見ながら話し合い、サービス手順の確認やイメージの共有をはかる事が目的です。

 

 

◎ヘルパーの意見   

   ・体格の大きい利用者の場合、移乗の際に支え切れなくなりそうで不安である。

   ・移乗の際にヘルパー側に負荷が強くかかっている時は、利用者側も同様に負荷がかかっている。

   ・移乗は力技のイメージがあったが、スムーズに行った時の方が力を使っていない。

   ・遠慮がちに行うほど移乗に失敗する。

   ・ベットと車いすの高さをキチンと合わせないと、少しの差が負担につながる。

   ・声掛けし、タイミング等利用者との意思疎通が大事。

などなど意見が出されました。

 

        

 

麻痺等で身体を動かす事が困難な方は、ヘルパーの動き方一つで痛みを伴ったりして心身の負担が大きくなります。ヘルパー側はそれを気にしすぎると腰が引けてしまい支える事が出来なくなりますし、思い切りすぎると利用者の身体が付いてこれず、どちらにしても危険です。

どのようにすれば良い移乗、移動ができるかを話し合い、意見をまとめてみました。

   ・一つ一つの手順を守る。

   ・声掛けし、安心していただく。

   ・危険要因がないか確認する。

   ・利用者及びヘルパーに負担の少ない環境、状況をつくる。

   ・勉強、訓練を重ね、自信を持って対応する。

などなど、技術的な部分の意見より、心構えや基本的な意見が多く見られました。

 

 

今後はさらに基礎的な事を見直しながら、技術的な部分も磨いていけるようにベットや車いすを用意して、実技のレベルアップ研修もおこなっていきたいと考えております。