今回はコロナ感染症対策により、各自に課題を渡してそれぞれで勉強してもらう方式をとらせていただきました。
感染症対策中での個別勉強会の課題は、やはり感染症に関する事が一番だと思い「感染症発生時の対応」。そして少しずつ暑くなってきましたので「脱水症の介護のポイント」を選んでいます。
まずは新型コロナウイルス感染症の対応(日頃の対応)、感染が疑われる症状が見つかった場合、感染者が発生した場合の動きをフローチャートで再確認し、再度徹底することを確認しました。
◎感染症対策の徹底
・咳エチケット、手洗い、アルコール消毒等の徹底
・出勤前の体温測定 → 感染疑いの場合は出勤を行わない。
・職場外での「3つの密」回避の徹底
これは現在では当たり前になっていますが、気を緩めず再度の徹底をはかります!!
◎ケア等実施の場合
・サービス提供に先立ち、ご本人の体温を計測し、発熱が認められる場合にはすみやかに本部
及び関係各所への連絡、ご本人にはかかりつけ医等の地域で身近な医療機関への相談や受診
を促す。
・居宅介護支援事業所等と連携し、感染防止策を徹底
・基礎疾患を有する者等は勤務上の配慮を行う
・サービス提供前後における手洗い、マスクの着用、エプロンの着用、必要時の手袋の着用、
咳エチケットの徹底、事業所内でもマスク着用、感染機会を減らすための工夫の実施
・発熱のある利用者については、担当職員を分けての対応や、最後に訪問する等の対応
サービス実施時には速やかな報告と連携、情報の共有が必要です。共通の判断基準を持ち、判断に迷う時には速やかに報告・連絡・相談する事を徹底します。
次に、「脱水症の介護のポイント」では、脱水症の症状と危険性、予防法を確認しました。
・こまめに水分補給を促す(水分欠乏性脱水では喉が渇くが、ナトリウム欠乏性脱水では喉の渇き
を感じないため、こまめに水分を摂れるようサポートする)
・下痢や頭痛、めまいなどの症状が続くときはナトリウム欠乏性脱水の可能性があるため、電解質
を補う必要がある。市販の経口補水液やスポーツドリンクを摂取するよう促す。
高齢者は自身ののどの渇きに気付きにくいため、脱水を起こしていないかを介護者が気にかける必要がある。特に外出後や入浴後は発汗していないように見えても、水分摂取を促すようにする事が大切であると再確認しました。